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コンテンツ更新情報


吉田桂子 略歴
横浜生まれ
多摩美術大学卒
大手アパレルメーカーに服飾デザイナーとして勤務の後、画家として独立
英国王立園芸協会(RHS)ゴールドメダリスト
日本ボタニカルアート協会会員

6月のタイトル花

ストレプトカーパス

ストレプトカーパス

このストレプトカーパスは我が家のハンギングバスケットに植えられています。もともとは生徒さんに頂いた一枝でした。
さし芽にして大きくし、茎をあちらこちらに広げるとまたその茎をさし芽にしてどんどん大きくしました。

私はさし芽が得意な方で、これは父譲りかもしれません。
さし芽を成功させるポイントは二つあるような気がします。

一つ目はさし芽でつきそうな植物を選ぶ事です。
当たり前の事ですが、これが結構難しいのです。そういった意味ではストレプトカーパスは条件を満たしている気がします。

茎が髄質で折れやすく、なのに下方は木質化に近くなります。
そして産毛が多い事もそうです。自力で保水が出来て、なおかつ根を出す節が多くあるとさし芽に向いている様な気がします。

そして二つ目はさし芽をする時の手順です。
用土選び、下ごしらえ、さし方などコツが沢山あります。これはここに書くと長くなりますのでまた折を見てお話しましょう。

空を見上げ梅雨入りが気になりだす頃、我が家の庭の花色は赤味から青味へ変化します。緑白だったアジサイに青色が出始め、美しく大きな花を咲かせるストケシアが花首を伸ばし始めます。

そしてストレプトカーパス

美しいパーマネントグリンの茎から細い細花柄を出しその先に不釣り合いなほど大きくかわいい形の花を咲かせます。

雨に良く似合うこの青紫色の美しい花が私は大好きです。

画:ストレプトカーパス 吉田 桂子
文:吉田 桂子
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5月のタイトル花

シャポー・ドゥ・ナポレオン

シャポー・ドゥ・ナポレオン

このバラの学名はR osa centifolia var. cristataですが
私はこのシャポードゥナポレオンと言う呼び方が大好きです。このバラにはもう一つ言い方がありますそれはモスローズです。

正確にはこのバラのグループの名前です。
この名前の由来は萼片が苔の様な形をしているからです。
シャポードゥナポレオンも萼が独特の形をしていて苔というほど細かくはありませんが通常のバラの萼よりはかなり苔っぽく細かく切れ込でいてその形がまるでナポレオンのシャポー(帽子)の様なのでこの名前がついたのです。

子供にはピーターパンのフック船長の方が分かりやすいかも知れませんね。
このように薔薇には学名以外の呼び名があるものがいくつかあるようです。
私が好きなバラの一つロサムンディも学名以外の呼び名です。
確か王女様の名前だったと思うのですが、、、
皆さんも是非別名を持つ薔薇を調べてみて下さい

画:シャポー・ドゥ・ナポレオン 吉田 桂子
文:吉田 桂子
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4月のタイトル花

ユスラウメ


ユスラウメ

ユスラウメ

ソメイヨシノの開花予想が気になりだす頃、我が家の庭ではユスラウメが花を咲かせます。ウメとついていますが花はまるでサクラの様に可憐です。
樹木の形や花の付き方でこの名がついたのかもしれません。

そして八重桜が始まる頃にはユスラウメの花は散ってしまいます。
庭にはまるで春雪の様にユスラウメの花びらが敷き詰められます。
行く春を惜しむようなその姿は少しセンチメンタルな気持ちにさせます。

しかし、ツバメが高らかに鳴き、初夏を迎える頃になると今度は真赤でまるでミニチュアのスモモのような可愛い実を付けます。

子供の頃おやつ代わりによく食べました。皮はパリっとしていて中にはジューシーな果汁を蓄えた果肉が入っています。実の割には大きな種がひとつぶ入っているのですが、沢山の実を口にほおばっては「ぺッペッペッ」と庭に種を飛ばしていました。

とても発芽率が良く、数十年経った今でも我が家の庭には数本のユスラウメが生えています。

画:ユスラウメ 吉田 桂子
文:吉田 桂子
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3月のタイトル花

ムスカリ

ムスカリ

4種類のムスカリを寄せ植え風に描いた作品です。
この作品に私の心を導いてくれたのは、正面奥に描かれている大型のムスカリです。ムスカリには珍しく広葉の品種です。ちょっと遠くから見ると小さなヒヤシンスのように見えます。私の大好きな紫色です。

中間に描かれている2品種は私はあまり好きではない品種です。どこがかと言うと花の咲き方です。私は勝手に「トサカ咲き」と呼んでいるのですが、上方に付いている一部の花が下方に付いている花より先に咲いてしまう形がなんとなく好きになれないのです。こんなにかわいいお花なのにゴメンナサイ。でも絵を描くと不思議と好きになってしまいます。

そして手前にある白い花....これは一番ベーシックなムスカリの白花です。
紫の花の力強さとは違って儚げな雰囲気が早春に映えます。最近は花屋で小型のチューリップの珍しい品種も見かけます。機会があったらこのムスカリ達と同じ構図で「小型のチューリップの色々」の作品を描いてみたいなぁーと思っています。

画:ムスカリ 吉田 桂子
文:吉田 桂子
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2月のタイトル花

レンテンローズブーケ

ブーケ
いつ頃から描き始めたことでしょう。5年近く前だったでしょうか...?
ブーケはボタニカルアート作品の中でも私が得意とする作風のひとつです。でも作品制作にには時間がかかります。同じ季節の花を描くという事は、花が一斉に咲くという事で...つまり急いでデッサンをしなくてはなりません。しかし私は写真で描く事が少ないので、当然ひと春では描ききる事が出来ないので、春を何度も過ごしてこの作品は出来上がりました。

大好きなクリスマスローズとレンテンローズをまるで大きな花瓶に活けるかのように描き始めると楽しくて絵がどんどん大きくなり、こんなに大きくなってしまいました。

絵を描いているとすごく苦しい思いをする事があります、でも時には肩の力を抜いて楽しく描く事も大切だなあと思う今日この頃です。

2月中旬頃にこのブーケの彩色手順をご紹介する予定です。
お楽しみに!!

画:ブーケ 吉田 桂子
文:吉田 桂子
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1月のタイトル花

シュンラン

シュンラン
春の蘭と書いてシュンラン...なんてステキな名前でしょう。
この植物を見ると、年末年始の落ち葉かきを思い出します。私の父が健在だった頃、父は菊花栽培をしておりました。菊花栽培には大量の腐葉土が必要となるため、庭の一角で腐葉土作りをしていました。当然ですが腐葉土作りには沢山の枯葉が必要です。年の瀬が近くなると近所の里山の所有者にお願いをしてケヤキなどの落ち葉を頂いていました。

父は竹籠を背負って手には熊手を持ち、私は愛犬のリードを持って里山に出掛けたものです。父が枯葉を集めている間、私は愛犬と里山散策をしていると、アオキやヤブコウジに紛れて、シュンランも生えているのが見られました。昭和40年代の横浜にはまだまだ自然が多く見られたのです。

現在、自宅からほど近いこの里山は所有者が市に山を寄贈したために公園となりました。愛護会の方たちが熱心にお手入れをされていて、何とか里山が守られています。しかし....あの里山の様にまるで雑草のようにシュンランを見かける事はもうありません。

一度失った物を取り戻すことはとても難しいことのようです。
でも....自宅の庭から遠くに見える里山の木々を見つめながら心の中に花を咲かせています。

画:シュンラン 吉田 桂子
文:吉田 桂子
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