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コンテンツ更新情報


吉田桂子 略歴
横浜生まれ
多摩美術大学卒
大手アパレルメーカーに服飾デザイナーとして勤務の後、画家として独立
英国王立園芸協会(RHS)ゴールドメダリスト
日本ボタニカルアート協会会

2月のタイトル花

マルモラータム

エピデンドラム・マルモラータム

このランに初めて出会ったのは、今日から25年近く前の事です。
当時静岡にあった大きな蘭センターの研究室でスケッチさせて頂く機会に恵まれた時のことです。目移りするほど色々な美しいランの中にこの小さなランはまるで私に手招きをしているかの様でした。その時は1泊2日の旅行でしたので、ともかくいくつかのランをスケッチして帰宅しました。

その後その作品を仕上げようと思ったのですが、やはり観察不足で仕上げ切る事が出来ませんでした。しかし、この小さなランの事が私はどうしてもあきらめがつきません.....

そしてついにそのランを販売してくれる蘭園を見つけ、友人の案内でその蘭園に伺うと「その子」はおりました。静岡の研究温室で描かせて頂いた個体よりはやや小ぶりでしたが、美しい花を小さな体にしっかりと咲かせていました。花にはひだがあり、拡大してみるととても魅力的な形をしています。

私はこのランに導かれるように作画を進めて行きました。
そして、この作品は1998年東京ドームで行われた世界ラン展の美術工芸部門で銅賞とトロフィー賞を頂く事になります。

サインのとおり、まだプロではなかった頃の作品ですが、今から思えばこのランが私をボタニカルアートの世界に招いてくれた「招き猫」ならぬ「招き蘭」だったのかもしれません。

画:「エピデンドラム・マルモラータム」吉田 桂子
文:吉田 桂子
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1月のタイトル花

バンクシアの実

シンビジューム’アイスキャスケード’

シンビジュームと言えばシクラメンと並んでお正月に飾る花と言うイメージを持っている方も多いかも知れません。このシビジュームはそんな一般的なシンビジュームとは少し姿が異なります。その名のとおり白緑色の美しい花を滝の様にたわわに咲かせます。この作品を描いた当時は下垂性のシンビジュームは大変珍しく、松戸に住む友人から我が家にやってきたこの植物を大切にしていました。そんなある日、友人から気になるアドバイスが....
「吉田さん、大切にしないでね、大切にすると具合が悪くなるからね...」
どうもだんだん株が小さくなってくると思ったら...室内で大切にしすぎていた様です。松戸にいた時は、外に放りっぱなしで雪が積もっても大丈夫だったそう。すごく寒さに強い品種だったようです。

甘やかしすぎてだめになりかかったシンビジューム’アイスキャスケード’...
現在は鉢から出してなんと地植えにしてしまいました。そういえば最近元気か確認していなかったので、文章を書く手を止めて確認しました。

株は小さくなったものの、地植えのシンビジュームはジンチョウゲの木陰で緑の葉を出していました。その姿はまるで日本自生の春蘭の様にも見え、すっかり根付いたようでした。

画:「シンビジューム’アイスキャスケード’」吉田 桂子
文:吉田 桂子
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