ボタニカルアートを描く人のための専門情報サイト

富士花鳥園 2014年10月31日

富士花鳥園 2014年10月31日

富士花鳥園は静岡県富士宮市は富士山の西麓、朝霧高原にある花と鳥のテーマパークです。全天候型の空調ハウスの中には国際一級の 球根ベゴニア(1000株)「女王様の耳飾り」フクシアの他、フクロウ、ミミズク、タカやオウム、ペンギンなど沢山の鳥たちに出会えます。今回はフクシアを求めての旅のご紹介です。

Frame

富士花鳥園には沢山のベコニアとフクシアがあります。フクシアは今年の雪害でかなりの品種を失ったとのことでしたが貴重な原種の保存木が何本かありました。その中でもフクシア・フルゲンスはオレンジ色の花と緑の葉のコントラストが大変魅力的な植物でした。そこでこの品種を今回はスケッチする事に決めました。

まず、ボタニカル・アートは「花の肖像画」とも呼ばれるジャンルの絵画ですので構図を決める時は花を中心に考えます。ただし、その花を選ぶ時にいくつか注意しなくてはなりません。まず、良い花を見つけましょう。でもこれは「豪華だから良い」わけでもなく「描くのに簡単だから」と小さい花を選んでもいけません。なるべくその植物の平均値を見つけて標準的な個体を選ぶようにしましょう。標準的な個体が見つかったところで、次に構図を考えます。

画像の説明

今回はスケッチと写真撮影までで作画作業はいったん終了しました。
そして帰り際に苗の売店にてF.フルゲンスが購入可能かどうか?お知らせ頂けるようお願いをして帰路につきました。後日メールにて小さな苗が来年春に入手出来るとのご連絡を頂きました。今回は本当にラッキーでしたが、皆さんがスケッチに出掛ける時は、苗での入手が可能なものを選んでからスケッチに取り組んだ方が良いかもしれません。入手が難しい場合は近縁種でも良いでしょう。スケッチの際に見落としていた葉や花の付き方や小さな苞葉、葉脈などを現物で後日確認する事が出来るからです。やはりボタニカル・アートの基本は現物(実際の植物)を見て描く事なのです。

富士花鳥園へのアクセス、詳細は
富士花鳥園公式ホームページでご確認下さい。
花と鳥の別天地 富士花鳥園

powered by HAIK 7.3.7
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. HAIK

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional