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名言とともに贈る~ブーケ画集

名言とともに贈る~ブーケ画集

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愛とは大きな愛情を持って小さなことをすることです。マザー・テレサ

マザー・テレサのこの言葉を知ったとき、心を打ち抜かれたような気持ちになりました。大きな志を持って、平凡な毎日をひとつづつ丁寧に積み上げていくことの大切さを忘れてしまい、ついつい一足飛びに大義を成そうとしてしまいます。
ボタニカル・アートにおいても、きっと同じことが言えるでしょう。
植物に対する、大いなる愛情を持って路傍の植物に心を寄せ、丹念に丹念に観察を繰り返してから作画に入ります。彩色を急ぐことなく、デッサンをしっかり行い、十分過ぎるほどのデッサンが終わったところで、彩色をするのです。
この作品はとても小さなブーケ作品ですが、小さな作品ほど丹念に愛情をこめて描かなくてはいけません。

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「ブーケ」

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20歳の顔は自然があなたにくれたもの。50歳の顔はあなたの価値そのものです。ココ・シャネル

20代の頃、デザイナーの先輩から「イイ女は30代の過ごしかたが違う!!」と言われたことがありました。がむしゃらに走り抜けた20代....人生に迷い、悩みながら転機の訪れた30代....恩師の遺志を継いで再び前進を始めた40代....そしてもうすぐ50代を迎えます。敬愛するココ・シャネルが言うように、50代の私はどんな顔をしているのだろうと思うと、怖くもあり楽しみでもあります。
周りにいらっしゃるステキな50代の友人達は皆、笑顔が良い気がします。日頃から前向きでいる人は、笑顔がとても素敵で、その笑顔を見ると私も笑顔になります。以前「パンジーが人の顔に見える」というお話を伺いました。私はパンジーの笑顔が大好きです。いろいろな種類をたくさん集めて、沢山の笑顔が集まっているように描きました。仕上がりを、かわいいビクトリアン風のイメージにしたかったので、オーバルの額装が似合う構図にした作品です。

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「笑顔」

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たくさんの道がある。たくさんの回り道もある。たくさんの選択があって、たくさんの間違いもある。 サラ・ジェシカ・パーカー

「ペチュニアを沢山描きたい!!」そう思った瞬間から、この流れるような構図が頭に浮かびました。緑の川の流れに色とりどりの星形の花々....そう、まさに植物の天の川なんです。沢山の種類の植物や違う季節の状態をひとつの画面に入れる時は、つながって描いてはいけないという、植物学的なルールがあります。なのでひとつひとつのペチュニアは重なり合っても、つながって見えたりしないように描いています。かと言って、流れが無くなってしまうと、ボタニカル・アートのアートとしての美しさが損なわれてしまいます。植物学的な要素と、芸術的な要素が組み込まれて、初めてボタニカル・アートと呼ぶに相応しい作品になります。どちらかでは完全とは言えません。私の求め続けているボタニカル・アートの道です。

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「天の川」

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元気を出しましょう。今日の失敗にではなく、明日訪れるかもしれない成功のことを考えましょう。  ヘレン・ケラー

春のある日、お気に入りの小さな花を小さな花瓶に挿して悦に入っていると、パートナーから一言「そういう可愛いのを絵にしたらよいのに....」でした。なのでこのブーケは活けたまますぐに描きました。私の作品のお気に入りの中ではかなり上位に入る作品です。今はもう手元にはありませんが、春がくるたびに、この絵を思い出します。春は次々と可愛らしい花が咲きますので、ぜひブーケを描いてみて下さい。初めての方は、すべてを活けた状態で描くのは難しいので、1本づつ描くと良いでしょう。手前下側から、上方奥にある花を描いていくと、失敗が少なくなります。私は今度、スミレだけのブーケを描こうと思っています。

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「ブーケ・春」

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努力なくして頂点に立った人を知りません。それが秘訣です。かならずしも成功するとは限りませんが、近いところへは行けるはずなのです。マーガレット・サッチャー

こんなに夢中になったのは久しぶりのことでした。日常のいろいろな出来事に、疲れ果てていた頃、ダリアとの出会いは私に新たな力を与えてくれました。
”黒蝶”の燃えるような赤は、濃いピンクの上に赤黒い色を重ね、ビロードの質感は白い絵の具をのせて表現しました。”ムーンストーン”の紫は色を混ぜずに、淡く淡く彩色。”キューティー”のピンクは彩度の高い色をしっかり重ねて表現。”ダリアナ”はなんと言ってもデッサンがポイントで、”マンゴーピーチ”はオレンジ色にピンクを重ねて、微妙な色を表現しました。
無心になって絵を描く事の素晴らしさを、いつも花たちは教えてくれます。高校での美術の授業中に、「画家として成功する秘訣は?」と男子学生が、先生に質問していました。先生曰く、「続けること」でした。その当時、「続けるだけで良いのなら誰にでも出来る」と思ったのは私だけではなかったはず....しかし、大人になり、日々の生活のために働くようになると、それに追われ、美術大学を卒業しても絵を描き続けられなくなる人がほとんどです。サッチャーさんが言われるとおり、私の現状は成功と言えるほどではありませんが、まず好きな絵を描いて生きている。それだけで近いところへ来たと思っています。

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「ブーケ・ダリア」

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もし冬がなかったら、春の訪れはそんなに喜ばれません。もし私たちが時々、逆境を乗り越えなければ、成功もそれほどうれしくは感じないでしょう。アン・ブラッドストリート

春になると待ちわびたようにブーケを描きます。春には、私の好きな花が次々と咲き、ひとつひとつ描くのでは間に合いません。なのですべて一緒にしてブーケとして描いています。描く時は、いっぺんに花を活けて描くこともありますし、1本づつ画面の中で花を活けるように描くこともあります。組み合わせに自信が無い方は、何かひとつルールを決めてみると、ブーケは上手に描けます。
「同色」「同種」とか「季節」「場所」などでも良いかもしれません。その時、背が低い植物は下に、高い植物は上にくるように描くとより自然なブーケになります。

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「ブーケ・早春」

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独特でないといけないわ、だれとも違っていて、そしてあなたなりの方法で輝いていなくては。    レディー・ガガ

小さい頃の私は、少し変わったところのある子供だったようです。
砂場で何時間も一人で”砂プリン”を作っていたり、聴いたこともない歌を不思議な声で歌ながら夢中で絵を描いていたり。また、わからないことがあるとしつこく大人に質問して「ゴボウ堀り!!(横浜の方言でしつこく根ほり葉ほり問いづづけること)」と言われ、嫌がられていました。今から思えばそんな少し変わったところがあったからこそ、今の私があるのかも知れないと思います。一時はそんな自分を出してはいけないと思い、抑え続けた日々もありましたが、今は自分らしく、良いところも悪いところも受け入れることが、画家にとって大切な事だと思うようになりました。

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「ブーケ・パープル」

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美しい目を持つには、人の良いところを探しましょう。美しい唇を持つには、優しい言葉だけを話しましょう。そして、落ち着いているには、自分は1人じゃないという、知識とともに歩みましょう。  オードリー・ヘプバーン

オードリーは私にとって永遠のアイドルです。学生の頃、小さな映画館に彼女の映画を見に、良く出かけました。自分らしいスタイルを持ち続ける人間としての強さと、女性としての優しさやしなやかさを備えた、憧れの人であり、目標の女性でもあります。彼女のこの言葉どおり、ボタニカル・アートを描くためにおいても、美しい目を持ちたいものです。外観上の美しい目ではなく、美しい物を見出す目でなくてはなりません。色を見出すためには、言葉の表現力も大切です。緑の事を青と言ったり、ツバキの葉の色を、ただ濃いとしか表現できない人は、色を正確に表現出来ません。美しい唇も必要です。そして友人を大切にしましょう。1人では探しきれなかった珍しい植物や、情報などをもたらしてくれるかもしれません。

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「ブーケ・クリスマスローズ」

参考図書:心に響く英語名言集 世界の女性編

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