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今日の歳時花~姫女苑

今日の歳時花~姫女苑

ヒメジョオン

ヒメジョオン(姫女菀、学名: Erigeron annuus)は、キク科ムカシヨモギ属の一年草で、同属のハルジオンと共に、道端でよく見かける野草です。北アメリカ原産で日本には観葉植物として明治維新前後に渡来しました。草丈が30cmから1mにもなり、花期は5月から10月頃。中心の黄色い頭状花の周りを細く白い花弁が取り囲み、花茎は2cmほどです。繁殖力が強く、ハルジオンとともに要注意外来生物に指定されているほか、日本の侵略的外来種ワースト100にも選定されています。

ヒメジョオンとハルジオンは、よく間違われるほどそっくりです。標準的には、ヒメジョオンの方が背が高く、花は小さくて数が多く、根本がすっきりしているのに対し、ハルジオンは、背は低く、花は大きくて少なく、根本に葉があります。また、ハルジオンの蕾は下を向いて項垂れているような特徴があります。分かりにくい場合は、茎を折ってみると、ハルジオンの茎には真ん中に空洞があるので見分けがつきます。また、葉の付き方も違い、ヒメジョオンの葉は茎を抱きませんが、ハルジオンは茎を抱くように付きます。

和名の由来の姫女苑は「姫」は小さい「女苑」は中国産の野草を表しています。小さい紫苑の1種であり、別種のヒメシオンと区別するために「ヒメジョオン」とついたとされる説もあります。呼び名は似ていますが、ヒメシオンはヒメジョオンよりさらに小さく、花の径は1cm足らずで、花びらがまばらです。強い生命力を持ちながらも愛らしい季語の花です。

参考資料:美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~ヒメジョオン

星野 麥丘人(ほしの ばくきゅうじん、1925年3月4日 - 2013年5月20日)は俳人。本名、星野重蔵(ほしの じゅうぞう)。東京府生まれ。1945年、昼間槐秋に俳句の手ほどきを受け、1946年「鶴」入会、石田波郷、石塚友二に師事。

出典:wikipedia~星野 麥丘人

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