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今日の歳時花~紫雲英

今日の歳時花~紫雲英

ゲンゲ

ゲンゲ(紫雲英、翹揺 Astragalus sinicus)は中国原産のマメ科ゲンゲ属に分類される越年草です。日本には江戸時代に渡来しました。花の形が蓮の花に似ていることから、蓮華草とも呼ばれています。この名のほうがなじみ深いですが、俳句では紫雲英(ゲンゲ)げんげんと詠むことが多いです。水田の緑肥にするために、稲が収穫されたあとに種子を蒔き、翌年の春にすきこみます。刈り取って家畜の飼料にもします。4月ころに茎を伸ばし、暖かい地方では、根元で枝分かれして水平方向に匍匐します。花は茎の先端に輪生状にまとまってつきます。花色は紅紫色か白色で、実はさやの形になります。根に根粒バクテリアが共生することにより、空気中の窒素をたくわえることから、重要な水田の肥料として利用されてきました。田一面をおおう花と葉は日本の農村地帯の原風景として懐かしい情景でもあり、髪飾りや首飾りを作って遊んだことも忘れられない季語の花です。

参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
写真wikipedia~ゲンゲ

原 石鼎(はら せきてい、1886年3月19日 - 1951年12月20日)は、島根県簸川郡塩冶村(現出雲市)出身の日本の俳人。本名は鼎。最初は鉄鼎と号していた。

出典:wikipedia~原 石鼎

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