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今日の歳時花~躑躅

今日の歳時花~躑躅

ツツジ

躑躅はツツジ科の植物で、学術的にはツツジ属の植物の総称で、野生種と園芸種を合わせると数多くの種類があります。ただし、ドウダンツツジのようにツツジ属に属さないものもツツジと呼ばれるものがあるので注意が必要です。春から夏にかけて枝先に漏斗状の花を繖型に咲かせます。花弁は先が5裂し、しべが長く突き出し、花色は種類によっていろいろで、白、赤、紫、黄、絞りなど豊富です。山野に自生するヤマツツジの名所は多く、九州の雲仙岳、霧島山、八ヶ岳山麓、那須、赤城山、箱根など各所あります。ツツジの名は「筒状花」の略であるという説と花が連なって咲く「つづき咲き」などの諸説あります。漢名の「躑躅」は「てきちょく」と読み、足踏みすること、ためらうことを言います。その名称の由来は、羊が誤って毒のあるツツジの葉を食べてしまい、足踏みしてうずくまり、命を落としたという伝承からきているのだそうです。山野に自生し、園芸種としてもよく知られた花で私たちの身の回りでよく見かける親しみ深い花でもあります。多様な花色の色どりが目覚めるように美しい季語の花です。

関連季語:山躑躅 羊躑躅 米躑躅 霧島 雲仙躑躅 蓮華躑躅 アザレア

参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太
写真~wikipedia~ヤマツツジ

高浜 虚子(たかはま きょし、1874年(明治7年)2月22日 - 1959年(昭和34年)4月8日)は明治・昭和期の俳人・小説家。本名・高濱 清(たかはま きよし)。俳誌「ホトトギス」の理念となる「客観写生」「花鳥諷詠」を提唱したことでも知られる。1888年(明治21年)、伊予尋常中学(現在の愛媛県立松山東高校)に入学。1歳年上の河東碧梧桐と同級になり、彼を介して正岡子規に兄事し俳句を教わる。1891年(明治24年)子規より虚子の号を授かる。

出典:wikipedia~高浜虚子

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