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新蕎麦香る

新蕎麦香る

ソバ

今日も昨日に引き続き「春と修羅・第三集・秋」よりご紹介しましょう。

青じろいそばの花から
蜂が終りの蜜を運べば
まるめろの香とめぐるい風に
江釣子森の脚から半里
雨つぶ落ちる萱野の岸で
上鍋倉組合の年よりたちが
けさあつまって待ってゐる

ソバ(蕎麦、学名 Fagopyrum esculentum)は、タデ科ソバ属の一年草です。播種期の違いにより春播きの夏蕎麦と夏播きの秋蕎麦があります。秋に収穫されたソバの実で、秋から冬の初頭にかけて作られた旬の蕎麦は、香りが高く、味も格別であることから新蕎麦または秋新(あきしん)と呼ばれ、好まれてきました。また、ソバは蜂蜜の蜜源植物としても知られていて、ソバの花からは黒色で鉄分が多く独特の香りを持つ蜂蜜が得られます。

宮澤賢治 春と修羅・第三集・秋
写真:wikipedia~ソバ

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