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日本植物誌~クスドイゲ

日本植物誌~クスドイゲ

画像の説明
クスドイゲはイイギリ科クスドイゲ属の常緑低木です。東南アジアから東アジアにかけて広く分布し、日本では近畿地方以西の本州、四国、九州、南西諸島の海岸近くの林内に生育します。シーボルトは覚書で「小高木だが、しばしば低木にとどまり、たいへん棘が多い。枝はまばらで捻じれており、葉は常緑で光沢がある。..中略..黄色っぽい花は外見はぱっとしないが、強い芳香がある」と記しています。クスドイゲという変わった和名は、ハリネズミの古名である「クサフ」と棘を表す九州の方言「イゲ」を組み合わせた「クサフノイゲ」が転訛したことからと言われています。

植物画:クスドイゲ 京都大学電子図書館
参考資料 シーボルト 日本植物誌 大場秀章監修・解説
写真:岡山理科大学 生物地球学部 生物地球学科 植物生態研究室(波田研)のホームページ

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