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日本植物誌~サンシチソウ

日本植物誌~サンシチソウ

画像の説明
サンシチソウはキク科キク科キク亜科サワギク連に属する多年草です。サンシチ(三七)ともいい、野生種は中国中南部から台湾、ベトナムに分布しますが、栽培もされています。日本への渡来は江戸時代初期です。中国では菊三七、土三七ともいい、三七の字は葉の裂片の数からつけられたものです。シーボルトは覚書でこのサンシチソウの特徴や薬効について詳しく書いています。一部を引用すると「シナから日本に移入された多年草で....薬用植物であるが、優美に切れ込みの入った葉や黄金色のたくさんの花をつけるために、庭によく植えられてもいる。この植物の薬効のある部分は根であって、出血、痔、炎症性の病気などに、煎じたものを2ドラクマ(6.48グラム)までの服用量で用いる」 漢方薬でサンシチというときはウコギ科のサンシチニンジンPanax notoginseng (Burk.) F. H. Chenをさします。

植物画:サンシチソウ 京都大学電子図書館
参考資料:シーボルト 日本植物誌 大場秀章監修・解説
kotobank~サンシチソウ
写真:ブログ~四季の移り変わり花

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