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日本植物誌~アカメガシワ

日本植物誌~アカメガシワ

画像の説明
アカメガシワ(赤芽槲、赤芽柏、Mallotus japonicus)は、トウダイグサ科アカメガシワ属の落葉高木です。和名の由来は、新芽が鮮紅色であること、そして葉が柏のように大きくなることに因みます。東アジアに分布し、日本では本州以西の山野に自生します。伐採跡地や林縁などに生える典型的なパイオニア植物で、シーボルトの覚書にも「とても生長が速く、種子からきわめて容易に殖やすことが出来る」と書いています。このアカメガシワは利用価値が高く、樹皮は日本薬局方に記載の生薬で、これを煎じたものは胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃酸過多症に効果があるとされ、果実の軟針は駆虫剤に用いたり、若葉は食用となり、和え物やおひたしとなりますが、これらの点についてシーボルトは何も記していないようです。

植物画:アカメガシワ 京都電子図書館
参考資料:シーボルト 日本植物誌 大場秀章監修・解説
wikipedia~アカメガシワ

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