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日本植物誌~フサザクラ

日本植物誌~フサザクラ

画像の説明
フサザクラ(房桜、Euptelea polyandra)は日本(本州から九州)に自生する落葉高木です。シーボルトとツッカリニーニは本書で新属新種として記載しました。当初かれらは、このフサザクラをニレ科の植物としましたが、のちにゴットリーブ・ウィルヘルムがフサザクラ属だけからなるフサザクラ科を提唱し、これが定説になりました。フサザクラ属は日本の本種の他、中国南部からアッサムに自生するEuptelea pleiosperma の、2種(および両者の人工的雑種)からなります。花は両性で、花被はなく、多数の雌蕊と雄蕊からなります。フサザクラは3-4月頃、葉が出る前に開花します。和名の由来は、紅色の雄蕊のやくが房状に垂れ下がって美しいその様子を房状に咲く花をもつ桜にたとえたのでしょう。

植物画:フサザクラ 京都大学電子図書館
参考資料:シーボルト 日本植物誌 大場秀章監修・解説
wikipedia~フサザクラ属

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