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日本植物誌~イワガラミ

日本植物誌~イワガラミ

イワカガミ

イワガラミ(岩絡み、学名:Schizophragma hydrangeoides )は、アジサイ科イワガラミ属の落葉つる性木本です。イワガラミ属はシーボルトとツッカリーニが設立した属です。シーボルトの覚書にはイワガラミに関して細かな記述があります。「この植物の野生しているところは本州の高い山地である。河川上流の谷間にあって、アジサイ属(ことにガクウツギ)、タニウツギ属、ツツジ属、ドウダンツツジ属といったいろいろな種とともに生えている。.....対生し基部が心形の葉は4月頃に出る。7月になると、多数の緑白色の小さな花が、枝の先のよく分岐した集散花序につく。花序の主な装飾は、花序の枝の先端にある純白で卵形の小葉であるツルデマリやアジサイ属の種では、この小葉は萼が奇形的に大きくなり花弁状になったもので、そういう萼をもつ花は結実しない」とあります。その記述にもあるように、イワガラミの外観上の特徴は花序のまわりに白色の装飾花が縁どるようにつく事ですが、図版を見るとあまりそのようには伝わってきません。構図のとりかたの難しさを感じる1枚です。

植物画:イワガラミ 京都大学電子図書館
参考資料:シーボルト 日本植物誌 大場秀章監修・解説
wikipedia~イワガラミ

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