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日本植物誌~ユスラウメ

日本植物誌~ユスラウメ

ユスラウメ

ユスラウメ(梅桃、山桜桃梅、学名:Prunus tomentosa)は、バラ科サクラ属の落葉低木の果樹です。中国北部原産で日本には江戸時代初期に渡来し、観賞用として栽培されました。4月頃に花が咲き、6月頃にサクランボに似た赤い実がなります。シーボルトはその覚書に「素晴らしい深紅の色合いで、ほどよい酸味がある。この果実は食べられるが、市ではまれにしかみかけない。しかし赤痢に効能があるというので大いに奨励される」と記しています。ユスラウメの果実は「山桜桃」とよび、消化促進、便秘、利尿に用いる他、果実の核にある仁を日干しにしたものは「郁李仁」という生薬になり、緩下剤、利尿剤として便秘や浮腫に用いますが、赤痢に効能があるというのは誤りでしょう。

植物画:ユスラウメ 京都大学電子図書館
参考資料:シーボルト 日本植物誌 大場秀章監修・解説
wikipedia~ユスラウメ

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