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今日の歳時花~片栗の花

今日の歳時花~片栗の花

画像の説明
カタクリ(片栗、学名:Erythronium japonicum Decne.)は北東アジア(朝鮮半島、千島列島、サハリン、ロシア沿海州)と日本に分布する、ユリ科カタクリ属に属する多年草です。日本では北海道、本州、四国、九州の平地から山地の林内にかけて広く分布します。中部地方以北に多く分布し、四国と九州の熊本県が南限とされています。根の鱗片が栗の片割れに似ている事からこの名がついたといわれています。古語では「堅香子(かたかご)」と呼ばれ、万葉集にもあらわれています。昔は根から片栗粉を作りましたが、ごく少量で高価なため、今ではジャガイモなどのイモ類のでんぷんから作られています。早春、一対の紫の斑点がある長楕円形の葉を広げ、長い花茎の先に釣鐘形で薄紫から桃色の六弁花を1つ下向きに咲かせます。日中に花に日が当たると、花被片が開き反り返る様が特徴的で、日差しがない日は終日花が閉じたままです。山野の木陰にひっそりとたたずむ姿が可憐で美しい季語の花です。

参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~カタクリ

加藤 知世子 1909-1986 昭和時代の俳人。
明治42年11月20日生まれ。昭和4年加藤楸邨(しゅうそん)と結婚,句作をはじめる。15年「寒雷」創刊に参加し,29年「女性俳句」の発起人兼編集人となる。昭和61年1月3日死去。76歳。新潟県出身。旧姓は矢野。本名はチヨセ。句集に「冬萌(ふゆもえ)」「朱鷺(とき)」など。

出典:kotobank~加藤 知世子

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