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今日の歳時花~蘆の角

今日の歳時花~蘆の角

画像の説明
芦はイネ科の多年草で、日本各地の沼や川辺に群生しています。早春、泥中の根から芽を出しますが、牛の角のような形をしているので「蘆の角」の名が付きました。古代から牙のようにも見えると「蘆牙(あしかび)」または錐に見立てて「蘆の錐」とも呼ばれていました。鋭いけれど柔らかい蘆の若芽は食用としても好まれます。やがて、蘆の角は若蘆となり、青蘆となって蘆の原となります。穂のような花が咲く秋は「蘆の花」、立ち枯れた冬は「枯蘆」とそれぞれ別の季節の季語も数多くあります。それだけ、昔から人々の周りにあったことのあらわれでしょう。水辺に顔を出す青々とした蘆の角はさわやかな早春を思わす季語の植物です。

参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修

中村 汀女(なかむら ていじょ、1900年(明治33年)4月11日 - 1988年(昭和63年)9月20日)は、俳人。本名、破魔子(はまこ)。昭和期に活躍した代表的な女性俳人であり、 星野立子・橋本多佳子・三橋鷹女とともに4Tと呼ばれた。

出典:wikipedia~中村 汀女

写真掲載ページ:俳句日記/高橋正子

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