今日の歳時花~沈丁花
2015.03.05
カテゴリ:花の歳時記
今日の歳時花~沈丁花
ジンチョウゲ(沈丁花)とは、ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑低木です。中国原産で日本には室町時代に渡来しました。高さ1mから2mほどになり、庭木や生垣などで植えられます。秋に紅い蕾をつけ3月から4月頃開花します。花は紫がかった紅色で内側が白く、枝の先に20ほどの小さな花が手毬状に固まってつきます。厚く光沢のある丸みを帯びた葉が花を囲むように放射状にたくさんつきこんもりとドーム状に生い茂ります。沈丁花という名前は、香木の沈香のような良い匂いがあり、丁子(ちょうじ、クローブ)のような花をつける木、という意味でつけられました。春の訪れを告げるかのように香る季語の花です。
参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~ジンチョウゲ
松本 たかし(まつもと たかし、1906年(明治39年)1月5日 - 1956年(昭和31年)5月11日)は、東京都出身の俳人。本名は松本孝。能楽師の家に生まれ能を志したが、病のために断念、高浜虚子に師事し俳句に専心した。俳誌「笛」を創刊・主宰。芸術性の高い高雅な句を作り、「ホトトギス」では川端茅舎、中村草田男らと並び称された。