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今日の歳時花~杉の花

今日の歳時花~杉の花

画像の説明
スギはヒノキ科(スギ科)の常緑針葉高木で、本州から九州の山地に自生し建材として植林も盛んに行われています。成長が早く「すくすく生える木」や、まっすぐ伸びる「直木(すぎ)」など名前の由来は諸説あるようです。雌雄同株で、2月から4月ごろ開花します。緑色の小さな球状の雌花が枝先に1個づつつき、枝端に小さな楕円状の雄花が密生し、黄色い花粉を出します。この花粉が風によって飛び散り受粉する「風媒花」なので、開花してもあまり目立つことはありません。雄花が大量の花粉を飛ばし、杉林の近くでは空が一面に黄色く染まるほどです。これが近年、花粉症を引き起こす原因となり問題になっていますが、同じ種類の木を大量に植林することや大気汚染との関係など一概にスギの花粉だけの問題とは言えない側面があります。春の息吹が、風にとぶ花粉によって目に見えて感じられる季語の花です。

参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修

山口草堂(やまぐち そうどう、1898年7月27日-1985年3月3日)は、大阪府出身の俳人。本名・太一郎。大阪市生。早稲田大学文学部独文科を病により中退。文学仲間とともに句会をつくり「山茶花」に投句をはじめ、1931年に「馬酔木」に入門、水原秋桜子に師事。

出典:wikipedia~山口 草堂

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