今日の歳時花~雪割草
2015.02.14
カテゴリ:花の歳時記
今日の歳時花~雪割草
雪割草と呼ばれる花は三種類あります。まず一つ目は、本来雪割草と呼ばれる、中部以北の高山に自生しする高山植物で、サクラソウ科の多年草です。高さは10cmほどになり、葉はだ円形で根生し、幅1-1.5cm、長さ3-10cm、表面は緑色でしわが多く、ふちには波状のゆるい鋸歯があり、やや裏側に曲がります。晩春、高さ7から15cmの花茎を伸ばし、その先に3-20個の淡い紅紫色の花をつけます。この変種が北海道高山のユキワリコザクラや礼文島のレブンコザクラです。二つ目はスハマソウ(州浜草)で残雪の中から花を開くので、雪割草と呼ばれますが、これはキンポウゲ科の多年草です。そして、このスハマソウに似て、葉の先が鋭いのがミスミソウです。いずれもみな、山地の花で、残雪の間に可憐な姿を見せる季語の花たちです。
参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~ユキワリソウ
三橋 鷹女(みつはし たかじょ、1899年12月24日 - 1972年4月7日)は、俳人。本名たか子。千葉県に生まれる。鷹女は昭和期に活躍した代表的な女性俳人として中村汀女・星野立子・橋本多佳子とともに4Tと呼ばれたが、4人のなかでも表現の激しさと前衛性において突出した存在であった。