今日の歳時花～海老芋
2015.01.18
カテゴリ：花の歳時記
今日の歳時花～海老芋
エビイモ（海老芋）は、サトイモの品種のひとつです。土寄せ等の独特の栽培を施したもので、江戸時代に青蓮院宮が長崎から京都御所に持ち帰った唐芋を栽培させたところ、形状が湾曲して表面には横縞がありエビのように見えたことが名前の由来とされていいます。京芋（きょういも）とも呼ばれていて、京都伝統野菜に指定され、京都府を中心に主として近畿地方で消費されています。 旬は12月から2月頃で、粘り気に富みよく締まった粉質の肉質、優れた風味と少しの甘みがあり、煮ても煮崩れせず、色も変化しない特徴を持つことからサトイモと違って、高級食材として扱われています。海老芋と棒鱈を煮込んだ芋棒は、京都の伝統料理になっています。伝統を育む季語の野菜です。
参考資料：美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia～エビイモ
goo辞書～えびいも
