今日の歳時花~福寿草
2015.01.01
カテゴリ:花の歳時記
今日の歳時花~福寿草
フクジュソウ(福寿草、学名:Adonis ramosa)は、キンポウゲ科の多年草で別名、ガンジツソウ(元日草)とも呼ばれます。これは旧暦の正月(新暦2月)頃から咲き始める為です。日本では北海道から九州にかけて分布し山林に生育し、シノニム(同一種を指す同意語)の種小名である amurensis は「アムール川流域の」という意味です。花期は初春で、3-4cmの黄色い花を咲かせます。当初は茎が伸びず、包に包まれた短い茎の上に花だけがつきますが、次第に茎や葉が伸び、いくつかの花を咲かせます。この花は花弁を使って日光を花の中心に集め、その熱で虫を誘引しているため、太陽光に応じて開閉(日光が当たると開き、日が陰ると閉じる)します。枯野の中に日の光を集めて咲く姿は愛らしく、寒さを忘れさせてくれます。吉祥を予感させ、新しい年への希望をもたらす季語の花です。
参考資料:美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~フクジュソウ
福田 蓼汀(ふくだ りょうてい、1905年(明治38年)9月10日 - 1988年(昭和61年)1月18日)は日本の俳人、登山家。本名は福田幹雄(みきお)。