今日の歳時花~枯蔦
今日の歳時花~枯蔦
ツタ(蔦、学名:Parthenocissus tricuspidata)は、ブドウ科ツタ属のつる性の落葉性木本のことで、別名、アマヅラ、ナツヅタ、モミジヅタとも呼ばれます。ツタという言葉は、ツタ属(Parthenocissus)の植物を総じて称することもあり、英語のアイヴィー(Ivy)との呼び方はキヅタ類を指すことが多いです。
蔦はもともと建物の壁面を覆って装飾する意味で使われ、私たちの生活の中でも身近にみられます。「蔦のからまるチャペル」で始まる歌謡曲にあるように教会や古い西洋家屋、古民家、喫茶店など雰囲気有る風景を演出します。緑繁る時期も美しいですが、冬、霜が降りる頃になり、すっかり葉を落とした姿を「枯蔦」と言い、俳句で詠まれます。蔓だけが残り、網目のようになった蔦の模様もまた味わい深い物があります。枯れてもなお、趣き深い季語の植物です。
参考資料:美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~ツタ
三橋 鷹女(みつはし たかじょ、1899年12月24日 - 1972年4月7日)は、俳人。本名たか子。千葉県に生まれる。1916年に成田高等女学校を卒業、若山牧水、与謝野晶子に私淑し作歌。鷹女は昭和期に活躍した代表的な女性俳人として中村汀女・星野立子・橋本多佳子とともに4Tと呼ばれたが、4人のなかでも表現の激しさと前衛性において突出した存在であった。