今日の歳時花~枯木
2014.12.05
カテゴリ:花の歳時記
今日の歳時花~枯木
冬に葉が落ちつくして幹と枝だけになった様を「枯木」と言い、枯れた木をいうのではありません。「裸木」とも言います。「裸木」の方があらわで、より印象を強く感じます。「枯木も山の賑わい」ということわざがありますが、これは「枯木」のようなつまらないものでも山に風情を添えるのに役立つという意味で使われます。一見枯れたように見えますが、翌春芽吹くための冬支度です。寒々とした侘しさの中にも奥に秘めたる生命力を感じる季語の植物です。
参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
川口 松太郎(かわぐち まつたろう、1899年(明治32年)10月1日 - 1985年(昭和60年)6月9日)は日本の小説家、劇作家、日本芸術院会員、戦後の大映映画の専務。松田昌一の名で映画脚本も手がける。