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今日の歳時花~落葉

今日の歳時花~落葉

オチバ

木には常緑樹と落葉樹がありますが、落葉樹は冬になると葉を落として、春の芽吹きを待ちます。葉が落ちるさまや地面や水面に落ちた葉を「落葉」と言います。また落葉が雨のように降る「落葉雨」や落葉を舞い踊らせる風、「落葉風」など古来、終焉を迎える落葉の様は数多くの詩歌に詠われてきました。江戸後期の俳諧歳時記である改正月令博物筌によれば「諸木の葉、風に散り行くをいふ。また、木の葉の散り落ちたるをもいへり」とあります。散りゆく姿に美しさとあわれを重ねあわせる季語の植物です。

参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修

小杉余子 こすぎ-よし 1888-1961 明治-昭和時代の俳人。
明治21年1月16日生まれ。銀行勤務のかたわら,松根東洋城に師事して大正4年「渋柿」に参加。昭和10年東洋城のもとをはなれ,「あら野」の創刊にくわわる。平明な写生句で知られた。昭和36年8月3日死去。73歳。神奈川県出身。本名は義三。句集に「余子句集」「余子句選」。

出典:kotobank~小杉 余子

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