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今日の歳時花~人参

今日の歳時花~人参

ニンジン

ニンジン(人参、漢名:胡蘿蔔(こらふ)、学名:Daucus carota subsp. sativus)はアフガニスタン原産のセリ科ニンジン属の2年草です。漢名の胡蘿蔔(こらふ)は西から来た大根の意味です。古来人参といえば、奈良時代に渡来したウコギ科の朝鮮人参の事でした。江戸時代に原産地である地中海沿岸部から中国を経て日本に渡来したのが、今でいう「京人参」の元祖である東洋種で、明治以降に渡来した西洋種が今日私たちが一般的に良く目にする人参です。夏に種子を蒔き、セリ科に特徴的な散形花序の花をつけ、霜が降りる頃に根の部分を収穫します。オレンジ色にまるまると太ったその根にはカロテンの呼称がニンジンの英語名である「キャロット」に由来するように、カロテノイドを含む黄色や橙色のものや、アントシアニンを含む濃紫色や紅紫色のものなど様々です。かつての品種は特有のニンジン臭が強く、子供の嫌う野菜の筆頭格でしたが、今では品種改良が進み、クセがなく甘みが増して食べやすくなりました。タマネギ、ジャガイモと並ぶ家庭常備野菜として、私たちの食卓に欠かない季語の野菜です。

参考資料:美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~ニンジン

飴山 實(あめやま みのる、1926年(昭和元年)12月29日 - 2000年3月16日)は、俳人、化学者。初期には社会性俳句の流れの中、「論理に支えられた叙情」を主張したが、1960年代から季語を重視した平明な作風に変わった。

出典:wikipedia~飴山 實

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