今日の歳時花~唐辛子
今日の歳時花~唐辛子
トウガラシ(唐辛子、蕃椒、学名:Capsicum annuum)は、ナス科トウガラシ属の多年草または低木(日本など温帯では一年草)です。また、その果実のことを言います。メキシコ原産(アンデス地方という説もある)で、果実は香辛料または野菜として食用にされています。日本には16世紀に渡来し、最初は観賞用や毒薬として栽培されました。大陸から伝わってきたという意味で「唐」から伝わった「唐辛子」となったと言われています。夏に白い花を咲かせ、花の後に青い実が筆の穂先のような形になり、これが秋になると赤く熟し、辛さが加わってきます。小型の鷹の爪、大型の八つ房、円錐形大型の獅子唐辛子など様々な種類があります。五色唐辛子は、実が丸く、熟するときに色が変化して美しい種類で、観賞用です。また香辛料としても世界各地で利用されています。燃え立つような赤い色があざやかに映える季語の植物です。
参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~トウガラシ
高浜 虚子(たかはま きょし、1874年(明治7年)2月22日 - 1959年(昭和34年)4月8日)は明治・昭和期の俳人・小説家。本名・高濱 清(たかはま きよし)。ホトトギスの理念となる「客観写生」「花鳥諷詠」を提唱したことでも知られる。