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今日の歳時花~茗荷の花

今日の歳時花~茗荷の花

ミョウガ

ミョウガ(茗荷、蘘荷、学名:Zingiber mioga)はショウガ科ショウガ属の多年草で、食用として利用されます。中国東南部原産で古くに日本に渡来し栽培されてきました。春の若芽は「茗荷竹」、夏の花序は「茗荷の子」と呼ばれ、いずれも独特の香りがあり薬味として好まれています。東京の「茗荷谷」と言う地名は、この地が江戸時代まで茗荷の栽培の地であったことが由来とされています。俗に「食べると物忘れがひどくなる」と言われていますが、学術的な根拠はなく、栄養学的にそのような成分は含まれていません。逆に近年、香り成分に集中力を増す効果があることが明らかになっています。なぜ、このような俗信が生まれたかというと、釈迦の故事に由来します。釈迦の弟子である周利槃特(梵語:チューラパンタカの音写で、しゅりはんどく、スリバンドクなど)は記憶力に乏しい人物で、自分の名前すら忘れてしまいます。そこで名荷(みょうが:名札の事)を首にかけさせましたが、名荷をかけたことさえも忘れてしまいます。そこで名荷と茗荷が同音である事から、このような俗信が生まれたとされています。8月から10月にかけて地下茎より花穂を出して薄黄色の花を咲かせる一日花ですが、可憐ななかに儚さが漂う季語の花です。

参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~ミョウガ

高野 素十(たかの すじゅう、1893年3月3日 - 1976年10月4日)は、日本の俳人、医学博士。山口誓子、阿波野青畝、水原秋桜子とともに名前の頭文字を取って『ホトトギス』の四Sと称された。本名は高野与巳(よしみ)。

出典:wikipedia~高野 素十

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