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今日の歳時花~猫じゃらし

今日の歳時花~猫じゃらし

ネコジャラシ

エノコログサ(狗尾草、学名:Setaria viridis)は、イネ科エノコログサ属の植物で、1年生草本です。日本全土の山野、畑、道端、空き地など、どこにでも見られます。一般にねこじゃらしと呼ばれるもので、夏から秋に出る穂が子犬の尾に似ていることから犬っころ草が転じてエノコログサと呼ばれ、漢字でも「狗(犬)尾草」と表記します。またそれで猫をじゃれさせることからねこじゃらしと呼ばれるようになりました。草丈は40-70cmになり、茎は細く、基部は少し地表を這い、節から根を下ろします。夏には茎が立ち上がって伸び、先端に穂をつけます。葉は匍匐茎にも花茎にも多数ついており、最大20cm位、イネ科としてはやや幅広く、細長い楕円形、薄く、緑色でつやがありません。花序は円柱形で、一面に花がつき、多数の毛が突き出すので、外見はブラシ状になります。粟の原種とされることから、近代以前の農村では、酷い飢饉の際にカラスムギなどと共にこれを食用としたこともあったそうで、豊かになった現在の食生活では考えられないことです。風に揺れる姿が愛らしい季語の花です。

参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~エノコログサ

中村 草田男(なかむら くさたお、1901年(明治34年)7月24日 - 1983年(昭和58年)8月5日)は、日本の俳人。本名・中村 清一郎(なかむら せいいちろう)。虚子の守旧派としてのスタイルを継承しつつ俳句の現代化を推進。加藤楸邨、石田波郷らと共に人の内面心理を詠むことを追求し人間探求派と称せられた。

出典:wikipedia~中村 草田男

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