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今日の歳時花~芭蕉

今日の歳時花~芭蕉

バショウ

バショウ(芭蕉・学名:Musa basjoo)はバショウ科の多年草です。英名をジャパニーズ・バナナと言いますが、中国が原産といわれています。高さは2~3mで更に1~1.5m・幅50cm程の大きな葉をつけます。花や果実はバナナとよく似ていますが、食用には向いていません。熱帯を中心に分布していますが、耐寒性に富み、関東地方以南では露地植えも可能です。平安時代に中国から渡来し、観賞用として親しまれてきました。芭蕉の葉は夏に青々としますが、葉の両脇に葉脈があることから、風などを受けてすぐに裂けてしまいます。鎌倉後期の私撰和歌集「夫木和歌抄」に「秋風にあふ芭蕉葉のくだけつつあるにもあらぬ世とは知らずや」とあり、秋風に破れやすいそのもののあはれを詠っています。また、松尾芭蕉の俳号は、この芭蕉の葉を我が身になぞらえた事が由来と言われています。晩秋に破れ傷んだ姿に、淋しい孤独な存在感を感じる季語の植物です。

参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~バショウ

岡田 日郎(おかだ にちお、1932年11月3日 - )は、俳人。本名・晃。東京生、学習院大学卒。福田蓼汀の「山火」に投句、1951年より同編集人。蓼汀の没後、1990年より「山火」主宰を継承。1993年、『連嶺』で第32回俳人協会賞。山岳俳句を多く詠み、『山の俳句歳時記』などの著作もある。

出典:wikipedia~岡田 日郎

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