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今日の歳時花~白桃

今日の歳時花~白桃

モモ

モモ(桃、学名は Amygdalus persica L.で、Prunus persica (L.) Batsch はシノニムとなっている。)はバラ科モモ属の落葉小高木、また、その果実のことです。「モモの花」は春の季語として古来から詠まれてきましたが、「モモの実」が詠まれるようになったは、甘く瑞々しい桃が広まった大正時代以降になります。中国原産の桃ですが、世界で栽培されています。日本に渡来したのは縄文時代とその歴史は古く、「古事記」には桃の実で邪気を祓う伝説が登場します。寺島良安により江戸時代中期に編纂された日本の類書(百科事典)「和漢三才図会」には「およそ桃の実の頭いさいさか尖り曲がれるは、肉、核離れず。しかれども味甘く美にして、樹にありてまた久に耐ふ。頭尖らざるは、よく核を離るるも、味酸を帯びて美ならず。樹にありてもまた久しからず。」とあり、昔は果頂部の尖った桃を良しとしていました。昔話の桃太郎に登場する桃も果頂部の尖った品種です。現在ではこの品種はほとんど見られず、「古代桃」として栽培していらっしゃる農家がただ一軒だそうです。甘くとろける果汁の豊かさに、おもわず笑顔がこぼれる季語の果実です。

参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~モモ

森 澄雄(もり すみお、1919年(大正8年)2月28日 - 2010年(平成22年)8月18日)は、日本の俳人。本名、森澄夫。「人間探求派」と呼ばれた楸邨の句に「哲学と叙情の邂逅」を見て俳句を志し、「俳句とは何か」と「人生とは何か」の二つを噛み合わせて句を作ることを身上とした。妻に対する愛情や夫婦のきずななど、日常生活に基づいた句が多く、俳人であるよりはもとの人間でありたい、というのが元来の主張であった。

出典:wikipedia~森 澄雄

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