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今日の歳時花~撫子

今日の歳時花~撫子

ナデシコ

ナデシコ(なでしこ、撫子、瞿麦)はナデシコ科ナデシコ属の植物、カワラナデシコ(学名:Dianthus superbus L. var. longicalycinus)の異名です。またナデシコ属の植物の総称として使われます。古名は、夏から秋にかけて咲くことから、「常夏」といいます。 また、カワラナデシコには、ナデシコ、ヤマトナデシコの異名もあります。これはセキチク (D. chinensis L.) を古くは唐撫子(カラナデシコ)といったことに対していい、日本産の意味として呼ばれました。日本女性の美を「大和撫子」と呼ばれたのは、万葉集の「うるはしみ吾が思ふ君はなでしこが花に比へて見れど飽かぬかも(大伴家持)」の歌からと言われています。ナデシコは秋の七草の一つですが、七月頃には高原では盛んに咲くことから、夏の季語とする立場もあります。花弁の先が細かく裂けて糸のようになるピンク色の可憐な姿が、「たおやか」と称されるにふさわしい季語の花です。

参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~ナデシコ

田村 木国(1889-1964)明治-昭和時代の新聞記者,俳人。
明治22年1月1日生まれ。大阪朝日新聞社につとめ,のち大阪毎日新聞社にうつる。大正6年高浜虚子に入門,11年創刊の「山茶花(さざんか)」で活躍。昭和21年同名の俳誌「山茶花」を創刊,主宰。昭和39年6月6日死去。75歳。和歌山県出身。北野中学卒。本名は省三。句集に「秋郊」「大月夜」「山行」など。

出典:kotobank~田村 木国

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