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今日の歳時花~合歓の花

今日の歳時花~合歓の花

ネムノキ

ネムノキ(合歓木、Albizia julibrissin)はマメ科ネムノキ亜科の落葉高木です。イラン、アフガニスタン、中国南部、朝鮮半島、日本の本州・四国・九州に自生します。ネムノキというのは、羽状複葉の葉が、夜になるとぴたりと合わさる「就眠活動」が、眠るように見えたことに由来します。また、「ねむ」の字にあてられた「合歓」は男女が共寝することを意味しますが、これは中国ではネムノキは夫婦円満の象徴とされることからきていて、これも葉がぴったりと閉じる姿を擬人化した表現のようです。花期は6から7月で、頭状花序的に枝先に集まって夏に咲きます。淡紅色のおしべが長く美しく、桃のように甘い香りがします。果実は細長く扁平な豆果です。樹皮には駆虫、鎮痛の作用があり、中国医学では生薬として利用されています。先がほんのり紅い刷毛のような姿が繊細な季語の花です。

参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~ネムノキ

加藤 知世子 1909-1986 昭和時代の俳人。
明治42年11月20日生まれ。昭和4年加藤楸邨(しゅうそん)と結婚,句作をはじめる。15年「寒雷」創刊に参加し,29年「女性俳句」の発起人兼編集人となる。昭和61年1月3日死去。76歳。新潟県出身。旧姓は矢野。本名はチヨセ。句集に「冬萌(ふゆもえ)」「朱鷺(とき)」など。

出典:kotobank~加藤 千代子

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