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今日の歳時花~苔の花

今日の歳時花~苔の花

苔の花

苔は、苔類、蘚類、地衣類などの総称で、日本には約2000種あるといわれています。山林に自生し、古くから日本庭園や盆栽にも使われていて、現在、ミズゴケ類やシラガゴケ類、スギゴケ類、ツルゴケ、ハイゴケなど多数のコケ植物が園芸用・観賞用として栽培、販売されています。湿潤な半日陰を好むものから日なたや乾燥を好むものなど様々です。胞子で増えるので、根、茎、葉の区別はありません。梅雨の頃に生える蕾や花のように見える部分は、雄器托、雌器托といわれるもので、この中に生殖細胞が入っています。これが、高等植物の花のような形や機能をもつことから、苔の花と呼ばれていますが、正確に言えば花ではありません。花苔という言い方は、ハナゴケ科ハナゴケ属の地衣植物の総称として使われているので避けた方が良いようです。梅雨時に瑞々しさを増す苔は、しっとりと落ち着いた雰囲気が、わび・さびの感性を刺激する季語の植物です。

参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~コケ植物

高浜 虚子(たかはま きょし、1874年(明治7年)2月22日 - 1959年(昭和34年)4月8日)は明治・昭和期の俳人・小説家。本名・高濱 清(たかはま きよし)。

ホトトギスの理念となる「客観写生」「花鳥諷詠」を提唱したことでも知られる。

出典:wikipedia~高浜 虚子

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