ボタニカルアートを描く人のための専門情報サイト

今日の歳時花~靫草

今日の歳時花~靫草

ウツボグサ

ウツボグサ(靫草)とは、シソ科の植物の一種で、東アジア温帯域に分布する多年生草本です。土手や道端など身近なところに生えています。茎は断面が四つの角をもち、長楕円形の葉を対生します。6月頃に茎の先に花穂をだし、紫色の唇形の花を咲かせますが、この花穂の形が、武士が矢入れに用いた筒である「靫」に似ていることからこの名前がつきました。花が終わると花穂は枯れて黒くなるので、夏枯草と言われています。枯れた穂は日本薬局方にある生薬で、主に中国、韓国で生産されています。この生薬には利尿、消炎作用があり、腫物、浮腫、腎臓炎、膀胱炎などに用いられます。また、ヨーロッパにおいても民間薬に利用され、ウツボグサ及びタイリンウツボグサ(P. grandiflora Jacq.)を肺病や胃腸の病に用いていました。花は地味ですが、ひなびた雰囲気が漂う季語の花です。

参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~ウツボグサ

堀口 星眠(ほりぐち せいみん、1923年3月13日 - )は、俳人。本名・慶次。群馬県生。東京大学在学中より水原秋櫻子に師事し、1952年「馬酔木」同人。1958年馬酔木賞。1976年句集『営巣期』で第16回俳人協会賞。自然を清新な感覚で詠み大島民郎、相馬遷子などともに馬酔木高原派と呼ばれた。

出典:wikipedia~堀口 星眠

コメント


認証コード9430

コメントは管理者の承認後に表示されます。

powered by HAIK 7.3.7
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. HAIK

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional