今日の歳時花～楝の花
2014.06.15
カテゴリ：花の歳時記
今日の歳時花～楝の花
楝は栴檀の古い呼び名です。樗は楝が正しく、当て字です。センダン（栴檀、学名: Melia azedarach）は、センダン科センダン属の落葉高木のことで、アジア各地の熱帯・亜熱帯域に自生します。日本では、四国、九州、沖縄の海岸近くや森林辺縁に多く自生し、庭木などにも用いられます。樹高は5-15 mほどで、成長が早く、葉は奇数2-3回羽状複葉で互生し、5-6月頃に若枝の葉腋に淡紫色の5弁の花を多数、円錐状につけます。果実は長径1.5-2 cmほどの楕円形の核果で、10-12月頃に黄褐色に熟すします。枝一面につく様子は、数珠を連ねたように見えることから、栴檀の意である千珠を連想させた事が名前の由来です。「栴檀は双葉より芳し」というときは、別種の香木、ビャクダンを指しますが、センダンにも微香があります。小さな花が若葉の合間に散りばめたような風情が涼やかな季語の花です。
参考資料：新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia～センダン
松尾 芭蕉（まつお ばしょう、寛永21年（1644年） - 元禄7年10月12日（1694年11月28日）は、江戸時代前期の俳諧師。現在の三重県伊賀市出身。幼名は金作。通称は甚七郎、甚四郎。名は忠右衛門宗房。俳号としては初め実名宗房を、次いで桃青、芭蕉（はせを）と改めた。北村季吟門下。
蕉風と呼ばれる芸術性の極めて高い句風を確立し、後世では俳聖として世界的にも知られる、日本史上最高の俳諧師の一人である。
