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今日の歳時花~芍薬

今日の歳時花~芍薬

芍薬

シャクヤク(芍薬 学名 Paeonia lactiflora)はボタン科の多年草。中国北部やシベリア東部を原産で日本には平安時代頃に渡来しました。乾燥させた根に消炎・鎮痛・抗菌・止血・抗けいれん作用があり、現在も漢方薬に用いられます。ヨーロッパでも古くから薬草として栽培されてきました。観賞用に栽培されはじめたのは江戸時代で、中国では、花の王の「牡丹」に次ぐ名花として、花の宰相と呼ばれています。ボタンが樹木であるのに対してシャクヤクは草本です。根茎から茎を数本だし、花期は6月で、一重咲きから八重咲きまであり、花色は淡紅、白、濃紅、深紅、絞りなど多数あり、約15cmもある大輪です。見目麗しい女性を「立てば芍薬、座れば牡丹」と例えるように、寺島良安により江戸時代中期に編纂された日本の百科事典である和漢三才図会に「按ずるに、芍薬、花の容しゃく(女編に卓)約(やく)たり(しゃくやくとは美好の皃)ゆゑに、和俗にもまた皃好草(かおよぐさ)と名づく」とあります。花の宰相に恥じないその華麗な姿が麗しい季語の花です。

★皃は顔立ち容姿の事

参考資料:平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~シャクヤク

久保田 万太郎(くぼた まんたろう、1889年(明治22年)11月7日 - 1963年(昭和38年)5月6日)は、浅草生まれの大正から昭和にかけて活躍した俳人、小説家、劇作家。生粋の江戸っ子として伝統的な江戸言葉を駆使して下町情緒と古典落語を愛し、滅びゆく下町の人情を描いた。

出典:wikipedia~久保田 万太郎

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