ボタニカルアートを描く人のための専門情報サイト

今日の歳時花~紫陽花

今日の歳時花~紫陽花

アジサイ

アジサイ(紫陽花、学名 Hydrangea macrophylla)は、アジサイ科アジサイ属の落葉低木の一種です。幹は根から叢生し、日陰の湿ったところを好みます。葉は対生、楕円、鋸歯があります。花は梅雨の頃に、枝先にまりのように咲きます。花弁に見えるのは萼片で、その中に細かい粒状になっているのが花です。花の色が白から碧紫色、紫褐色と変化することから「七変化」とも呼ばれます。酸性土では藍紫色が強く、アルカリ土では紅色が増えます。原種は「紫陽花」に似た装飾花が数輪囲む「額紫陽花」です。アジザイの名は、あづ(集まる)とさゑ(真藍)の合成語「藍色が集まった」を意味する「あずさゑ(集真藍)」が転訛したものとされる説があります。日本語で漢字表記に用いられる「紫陽花」は、唐の詩人白居易が別の花、おそらくライラックに付けた名で、平安時代の学者源順がこの漢字をあてたことから誤って広まったといわれています。江戸時代後期、オランダ商館の医師として日本に滞在したシーボルトはその自著の中でアジサイは日本では「オタクサ」と呼ばれていると欧州に紹介しましたが、牧野富太郎博士は、自らの調査で日本国内では「オタクサ」と呼ばれていることを確認できなかった事から、シーボルトの愛妾であった楠本滝(お滝さん)の名を潜ませたと推測したことが、「オタクサ」の名はシーボルトとお滝さんのロマンスをイメージさせて多くの作家や詩歌の題材となりました。太陽の下よりも、しっとりと雨を含んだ瑞々しい姿に情緒がある季語の花です。

参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~アジサイ

泉 鏡花(いずみ きょうか、1873年(明治6年)11月4日 - 1939年(昭和14年)9月7日)は、明治後期から昭和初期にかけて活躍した小説家。戯曲や俳句も手がけた。本名、鏡太郎(きょうたろう)。金沢市下新町生れ。

尾崎紅葉に師事した。『夜行巡査』『外科室』で評価を得、『高野聖』で人気作家になる。江戸文芸の影響を深くうけた怪奇趣味と特有のロマンティシズムで知られる。また近代における幻想文学の先駆者としても評価される。

出典:wikipedia~泉 鏡花

コメント


認証コード8841

コメントは管理者の承認後に表示されます。

powered by HAIK 7.3.7
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. HAIK

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional