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今日の歳時花~杜若

今日の歳時花~杜若

カキツバタ

カキツバタ(燕子花、杜若、Iris laevigata)はアヤメ科アヤメ属の植物です。池などの水辺や湿地帯に自生もしますが、庭園などで栽培もされています。茎の高さは60cmほどで、剣状の葉は60~90cmの長さで中央に突起脈がありません。6月頃に紫の色の花を咲かせます。園芸種には白や紅色もあります。アヤメと似ていますが、カキツバタの花は、外花被片3片が楕円形で下に垂れ下がり、内花被片3片は狭く先端が尖っていますが、アヤメはほっそりとして、花蓋の茎に網目があります。また、カキツバタは外花被片の中央部に白ないし淡黄色の斑紋がありますので、アヤメはハナショウブと見分ける事ができます。「いずれ渓蓀か杜若」という言葉は、甲乙つけがたく美しいもののたとえですが、区別つきにくいほど良く似ているという意味もあります。「伊勢物語」で在原業平が「から衣きつつなれにしつましあればはるばるきぬる旅をしぞ思ふ」と三河の国八橋(現在の知立市八橋)で詠まれ、八橋の杜若を有名にしました。うつくしき花として、「かほ花」あるいは「かほよ花」とも呼ばれました。また、芭蕉の句に「杜若語るも旅のひとつかな」「杜若我に発句の思ひあり」とあり句作をかきたてる季語の花です。

参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~カキツバタ

山口 青邨(やまぐち せいそん、1892年5月10日 - 1988年12月15日)は、日本の俳人、鉱山学者。東京大学名誉教授。工学博士。本名は山口 吉朗( - きちろう)、初号は泥邨。
岩手県盛岡市出身。岩手県立盛岡中学校卒業、第二高等学校卒業、東京帝国大学工科大学採鉱科卒業。古河鉱業、農商務省を経て、1921年、東京大学助教授、1929年、教授。この間、1927年から1929年までベルリンに留学。

俳句では、1922年、水原秋桜子、山口誓子、富安風生、高野素十らと東大俳句会を結成。「破魔弓」が1928年(昭和3年)7月号から改題により「馬酔木」となった際には、水原秋桜子らとともに同人のひとりであった

出典:wikipedia~山口 青邨

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