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今日の歳時花~夏落葉

今日の歳時花~夏落葉

夏落葉

常緑植物(じょうりょくしょくぶつ、英語: evergreen plant)は、幹や枝に一年を通じて葉がついていて、年中、緑の葉を見ることができる植物のことです。このような性質を常緑性といい、この性質の樹木を常緑樹と言いますが、実は「葉がまったく落ちない樹木」は存在しません。松、杉、樫、椎、楠など、新しい葉が揃う時期に徐々に落葉する種や、葉の寿命が著しく長い種を表す言葉の事です。常磐(ときわ)・常磐木(ときわぎ)とも呼ばれ、永遠なる若々しさの例えや、縁起の良い言葉として屋号などに用いられます。常緑樹は冬の間も葉を落とすことなく、青々あとした葉を繁らせていますが、初夏になると新葉に覆われます。そして寒い冬を乗り越えた古い葉は、人々が瑞々しい新葉に目を奪われている間に、人知れず葉を落とします。この新旧交代を「夏落葉」「常磐木落葉(ときわぎおちば)」と呼びます。秋の紅葉のように惜しまれるわけでもなく、その美しさを愛でられるわけでもなく、命に満ち溢れる新緑の季節に、人知れず表舞台から去る。こうした自然の営みにさまざまな思いを抱かせる季語の植物です。

参考資料:美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~常緑植物

田 甲子雄(ふくだ きねお、1927年8月25日 - 2005年4月25日)は俳人。山梨県中巨摩郡飯野村(旧白根町、現南アルプス市飯野)に生まれる。1947年より、飯田蛇笏選「春夏秋冬」に投句をはじめ、「雲母」に入会、蛇笏に師事。1960年より飯田龍太選に投句し龍太に師事、1963年より「雲母」編集同人。1969年、第5回山盧賞を受賞。

出典:wikipedia~福田 甲子雄

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