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今日の歳時花~柿の花

今日の歳時花~柿の花

カキノハナ

カキノキ(柿の木)は、カキノキ科の1種の落葉樹です。東アジアの固有種で、特に長江流域に自生しています。雌雄同株であり、日本では5月から6月ころにクリーム色の花が咲きます。雌花は点々と離れて1か所に1つ黄白色のものが咲き、柱頭が4つに分かれた雌しべがあり、周辺には痕跡的な雄しべがあります。雌花よりも小さい雄花はたくさん集まって付きますが、若葉に紛れてしまうほど地味で落花してようやく存在感をしめします。一方若葉はつやつやとした萌黄色で、初夏の日に映えて透き通るように明るく、その美しさは格別です。古くから私たちの生活に関わってきた木で、日本には弥生時代以降に桃や梅、杏子などとともに栽培種が大陸から伝来したものと考えられており、鎌倉時代の頃には果実収穫を目的とした植栽が行われていたとも考えられています。葉は若葉の天ぷらや柿の葉寿司、柿の葉茶などに利用され、実は甘柿はそのまま、渋柿は干したり渋を抜いて食されます。また実から採れる渋は和傘や雨合羽に塗って耐久性を高めるなどに利用されてきました。小さく愛らしい季語の花です。

参考資料 新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~カキノキ

富安 風生(とみやす ふうせい、1885年(明治18年)4月16日 - 1979年(昭和54年)2月22日)は、日本の官僚、俳人。本名は謙次。

出典:wikipedia~富安 風生

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