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今日の歳時花~若楓

今日の歳時花~若楓

カエデ

カエデ(槭、槭樹、楓)とは一般にはモミジと呼ばれている、カエデ科カエデ属の木の総称です。楓は紅葉も美しいですが、若葉の頃もみごとな美しさです。その若葉が萌え出ている楓、楓の若葉が若楓です。日本のカエデとして代表されるのは、イロハモミジ (A. palmatum) です。福島県以南の山野に自生しているほか、古くから栽培も行われています。園芸種として複数の栽培品種があり、葉が緑色から赤に紅葉するものや最初から紫色に近い葉を持ったものもあります。花は風媒花で、花弁は目立たなく小さく、「花楓」「もみぢ咲く」とも言われる晩春の季語です。果実は、片翼の翼果が二つずつ(稀に三つのこともある)つき、空気の抵抗を受けて回転して落ち、風に運ばれます。カエデの名称の由来は、カエルの手に似ていることから「カエルデ」と呼ばれ、それが転訛したものと言われています。「徒然草」に「卯月ばかりの若楓、すべてよろづの花紅葉にまさりて、めでたきものなり」とあり、花や紅葉よりも美しいとしています。初夏のういういしさに趣がある季語の植物です。

参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~カエデ

安住 敦(あずみ あつし、1907年7月1日 - 1988年7月8日)は、日本の俳人、随筆家。東京市芝区生まれ。立教中学校卒。逓信官吏練習所修了。逓信省に勤務。富安風生主宰の『若葉』に投句。1935年、新興俳句運動の日野草城が主宰する『旗艦』に参加するも、戦後、久保田万太郎を擁して大町糺とともに『春燈』を創刊。万太郎の没後、主宰となる。俳句における個の抒情を確立。

出典:wikipedia~安住 敦

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