今日の歳時花～桐の花
2014.05.09
カテゴリ：花の歳時記
今日の歳時花～桐の花
キリ（桐、学名: Paulownia tomentosa）は、ゴマノハグサ科キリ属の落葉広葉樹です。高さ10mほどになり、初夏の頃、円錐花序に淡い紫色の花をつけます。花は筒状で唇の形、萼が五つにわかれ毛が生えています。葉の形も特徴的で、広卵型の大きな葉をつけます。原産地は中国とされ、日本では北海道南部以南で植栽されています。属名のPaulowniaはシーボルトが自らの支援者であったオランダ王ウィレム2世の王妃、アンナ・パヴロヴナに献名して命名されました。古くから良質な木材として利用され、下駄や箪笥、箏、神楽の面の材料となっています。また家紋や紋章としても取り入れられ、五七の桐は天皇から与えられる、菊の御紋に次ぐ高貴な紋章とされ、豊臣家の紋章としても知られています。5月の上旬ころ葉が茂る前の枝先に高く咲いたその姿は、高貴な趣の中にもなにかはかない印象のある季語の花です。
参考資料：新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipdia～キリ
高浜 虚子（たかはま きょし、1874年（明治7年）2月22日 - 1959年（昭和34年）4月8日）は明治・昭和期の俳人・小説家。本名・高濱 清（たかはま きよし）。ホトトギスの理念となる「客観写生」「花鳥諷詠」を提唱したことでも知られる。
