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今日の歳時花~薊

今日の歳時花~薊

アザミ

アザミ(薊)は、キク科アザミ属 (Cirsium) 及びそれに類する植物の総称のことで、標準和名を単にアザミとする種はありません。大部分は夏か秋に咲き、夏薊、秋薊とも言い、季節を冠して区別して俳句では詠まれます。きつねあざみ、のあざみなどは春から咲きます。草原や乾燥地、海岸などに見られますが森林ではあまり見かけません。薊の特色は葉や茎に棘があることですが、薊を初めて見た幼い日に、花の姿にだまされてつい手をさされてしまったことは誰にでもあるのではないでしょうか。アザミの名はアザムという傷つける、驚きあきれるの意がもとで、花を折ろうとすると棘に刺されて驚くことからきているという説があるくらいです。また種類も非常に多く、種間の雑種も多く分類が難しいのもアザミの特色で、山薊、車薊、藤薊、姫薊(南部薊、菜薊ー葉を食べる)、浜薊(浜牛蒡ー根が食用になる)、沢薊(水薊、煙管薊)、鬼薊(大型のもの)など日本では100種類以上あると言われていて、いまでも新種がみつかることもあるそうです。針山のような景色にどこか野性味あるたくましい力を感ずる季語の花です。

参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~アザミ

日野 草城(ひの そうじょう、1901年(明治34年)7月18日 - 1956年(昭和31年)1月29日)は日本の俳人。本名は日野克修(よしのぶ)。東京市下谷区上野山下町(現在の東京都台東区上野)に生まれる。「ホトトギス」で高濱虚子に学び、1921年には20歳で同誌の巻頭を飾り注目を集めた。

出典:wikipedia~日野草城

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