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今日の歳時花~苧環の花

今日の歳時花~苧環の花

オダマキ

オダマキはキンポウゲ科の多年草で、日本、アジア、ヨーロッパに約70種ぐらい自生しています。日本では山野に自生するヤマオダマキ、高山に自生するミヤマオダマキの2種が古くから観賞用に栽培されてきました。晩春に長い花梗を出し、青紫や白などの花が咲きます。花の外側の花弁に見えるものは萼で、花弁はその内側の筒状の部分です。葉は長い柄の先に切れ込みのある三枚の小葉をつけています。花の姿が紡いだ麻糸を丸く巻き付けた空洞の糸巻(苧環)に似ていることからこの名がつきました。古名はいとくり、糸繰草とも呼ばれていました。近年では西洋苧環も栽培され、草丈は70cm~80cm程度になり紫やピンクなど花色も多く華やかです。比べて日本の野生種は20cm~30cmと小ぶりで、どこかさびしさのあるつつましい感じの季語の花です。

参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~オダマキ
画:吉田 桂子

水原 秋桜子(みずはら しゅうおうし、1892年(明治25年)10月9日 - 1981年(昭和56年)7月17日)は、日本の俳人、医学博士。水原秋櫻子とも表記する。本名は水原豊(みずはら ゆたか)。別号喜雨亭。俳人としては、まず学生時代に渋柿派の緒方春桐から教えを請い、その後松根東洋城、さらにのち高浜虚子に師事し『ホトトギス』に参加。1922年に富安風生、山口青邨らと東大俳句会を再興。『ホトトギス』時代には、写生を基礎としながら短歌的な叙情表現を導入して主観写生を樹立、山口誓子、阿波野青畝、高野素十とともに『ホトトギス』の「四S」(よんエス)と呼ばれ、同誌の黄金時代を築いた。

wikipedia~水原秋桜子

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