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今日の誕生花

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ドクニンジン

ドクニンジン(毒人参、Conium)は、セリ科の有毒植物のひとつ。多年草で薬草として使われる。ヨーロッパ(特に地中海地方)が原産の Conium maculatum と、北アフリカ原産の C. chaerophylloides の2種がある。葉の見た目から、「毒パセリ」とも呼ばれる。学名「コニウム・マクラトゥム」が意味する通り、ヨーロッパ種のほうが中毒性のある「毒草」として、はるかに有名である。ハーブとして有用な二年草で、1.5メートルから2.5メートルの高さに育ち、つるつるした緑の茎は、下半分に、たいてい赤か紫のぶちやまだらが入っている。ドクニンジンは、ソクラテスの処刑に毒薬として用いられたことが知られており、茎の赤い斑点は、ヨーロッパでは「ソクラテスの血」と呼ばれることもある。小さな白い花は、花序の中で密集しており、全体で直径10センチメートルから15センチメートルほどになる。葉はきれいにレース状に分かれており、一様に三角形をしている。とりわけ若葉は、パセリや、山菜のシャクと見間違えやすい。また植物全体が、しばしばフェンネルやワイルドキャロット(菜人参の原種)と取り違えられる。種子はウイキョウ(フェンネルシード)に似ており、肉色をした根は、たいてい枝分かれしておらず、パースニップと取り違えられる。ドクニンジンは、植物全体が臭気を放っていることが特徴と言われているため、食用植物と区別するには、臭みが手がかりとなりうる。たとえばドクニンジンを潰してやると、葉と根は、腐ったような(あるいはカビ臭い)不快な臭いがするのに対して、フェンネルの葉は、アニスやリコリスのような芳香がする(ただしパースニップも同じくらい臭いといわれるため、どのみち注意は必要である)。ドクニンジンかそれ以外の安全な植物かの見分けがつかないような場合は、ドクニンジンの毒性の高さを考慮して、廃棄することである。
花ことば:死も惜しまず
花占い :愛する人のためには死もいとわないほど、一途なあなた。なんて愛らしく、魅力的な人なのでしょう。だからといって「あなた・命」と刺青するなんど、出過ぎた行為は慎んで。夢中になると、思わぬことまで実行してしまいそうなあなた。そんなことをすると、せっかくのイメージもこわれてしまいますよ。
写真と出典:wikipedia
花ことばと占い:366日誕生花の本 瀧井康勝著より
編集部記

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