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今日の誕生花

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ミルラ

没薬(もつやく)とは、フウロソウ目カンラン科コンミフォラ属(ミルラノキ属)の樹木から分泌される樹脂のことである。 ミルラ(あるいはミル、Myrrh)とも呼ばれている。 ミルラも中国で命名された没薬の没も苦味を意味するヘブライ語のmor、あるいはアラビア語のmurrを語源としている。コンミフォラ属の樹木はインドから南アラビア、東アフリカ、マダガスカルに分布している。 これらの樹皮から分泌される樹液は、空気に触れると赤褐色の涙滴状に固まり、表面に細かい粉を吹いたような状態となる。 ギリシア神話においては、ミルラノキはアドニスの母であるキプロスの王女ミュラが変身させられた姿であり、その流す涙が没薬であるとされている。 商業的な生産には樹皮に傷をつけてそこから分泌される樹脂を集めたり、樹皮をはいでその下の樹脂層をかきとる方法が行われる。古くから香として焚いて使用されていた記録が残されている。 また殺菌作用を持つことが知られており、鎮静薬、鎮痛薬としても使用されていた。 古代エジプトにおいて日没の際に焚かれていた香であるキフィの調合には没薬が使用されていたと考えられている。 またミイラ作りに遺体の防腐処理のために使用されていた。 ミイラの語源はミルラから来ているという説がある。聖書にも没薬の記載が多く見られる。 出エジプト記には聖所を清めるための香の調合に没薬が見られる。 東方の三博士がイエス・キリストに捧げた3つの贈り物の中にも没薬がある。 没薬は医師が薬として使用していたことから、これは救世主を象徴しているとされる。 またイエス・キリストの埋葬の場面でも遺体とともに没薬を含む香料が埋葬されたことが記されている。東洋においては線香や抹香の調合に粉砕したものが使用されていた。
花ことば:真実
花占い :人から頼まれると断りきれない。好きな人を友達に紹介しては、とられてしまう。お人好しさん。積極的とは言えませんね。気持ちを素直に伝える勇気を持ちましょう。喜びは向こうからやってきません。もっとたくましく!幸福は、ちょっとくらいずるく立ち回っても、掴み取るようにしましょう。そのくらいの気持ちを持っても、あなたにはちょうど良いのです。
写真:Flowers in Israel
出典:wikipedia
花ことばと占い:366日誕生花の本 瀧井康勝著より
編集部記

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