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ジュズダマの実

ジュズダマの実

画像の説明
(前略)
……きのふまでは
四十雀をじぶんで編んだ籠に入れて
づしだまの実も添えて
町へもってきてやったりした、
わり合ひゆたかな自作農のこどもだ……
(後略)

ジュズダマ(数珠玉、Coix lacryma-jobi)は、水辺に生育する大型のイネ科植物の1種です。秋になると穂状に多数の灰黒色の堅い実をつけます。その実が数珠に似る事からこの名がつきました。しかし、正確には「果実」ではなく、苞葉の鞘が変化したものです。古来より「じゅずだま」のほか「つしだま」とも呼ばれ、花環同様にネックレスや腕輪など簡易の装飾品として庶民の女の子の遊びとして親しまれてきました。

宮澤賢治 詩・春と修羅 しばらくだった
写真:wikipedia~ジュズダマ

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