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日本植物誌~ネズミサシ

日本植物誌~ネズミサシ

画像の説明
ネズミサシ(杜松、学名: Juniperus rigida)は、ヒノキ科ビャクシン属に属する常緑低木または小高木です。別名はネズ、ムロ、モロノキと呼ばれています。シーボルトは初めて日本に訪れたとき、長崎奉行所の茂伝之助の父が、ツュンベルクが箱根で採取したネズミサシを育てていて、シーボルトはそれを描かせたという事です。そのお話は覚書には「初めて日本を訪れた時、私は長崎奉行所の高官である茂伝之助と知り合いになったが、彼は1776年の江戸参府の際、オランダ語の通詞である父親とともにツュンベルクに同道した人である。この老翁は、スウェーデンの植物学者の思い出を抱いているだけでなく、ある種の植物学上の記念品を持っている。箱根山中でツュンベルクが採取し、手ずから父の庭園に植えた1株のネズミサシである。ずっと育ててきたこの木は、1823年には高さ6.5mにも達したが、本書の図版125に載せたものがまさにそれである」と記しています。そしてこの覚書の末尾に「故シーボルト氏筆」とあり、以降の覚書はオランダの植物学者ミクェルがシーボルトの記録を引用するかたちで書かれたそうです。

植物画:ネズミサシ 京都大学電子図書館
参考資料:シーボルト 日本植物誌 大場秀章監修・解説
wikipedia~ネズミサシ

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