日本植物誌~ヒノキ
2015.07.28
カテゴリ:Flora japonica
日本植物誌~ヒノキ
ヒノキ(檜、桧、学名:Chamaecyparis obtusa)は、ヒノキ科ヒノキ属の針葉樹です。シーボルトは覚書で日本におけるヒノキの地位について、日本人は太陽の女神(天照大神のこと)に捧げられるにふさわしい木と考えられているが、それは日光に照らし出されたヒノキが実に堂々たる外観を呈するだけでなく、材もきめ細やかで緻密であり、絹のような光沢さえもち、女神が祭られる神社がヒノキで作られることなどに触れています。ヒノキの語源が神宮の用材に用いるところから「霊(ひ)の木」、「日」は太陽を表す最も古い語形で最高のものを表すところから「日の木」とする説があることから、古来より尊崇された木であったことを読み取ることが出来ます。
植物画:ヒノキ 京都大学電子図書館
参考資料:シーボルト 日本植物誌 大場秀章監修・解説
wikipedia~ヒノキ