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日本植物誌~アスナロ

日本植物誌~アスナロ

画像の説明
アスナロ(翌檜、学名:Thujopsis dolabrata)は、ヒノキ科アスナロ属の常緑針葉樹です。本州、四国。九州に分布します。1種のみからなるアスナロ属に分類されます。同属は本書にてシーボルトとツッカリーニによって発表されました。シーボルトは覚書でアスナロの特徴について記しています。「アスナロはとても背の高い木で、堂々たる姿をしている。ピラミッド形の梢は、開出した枝や下垂した枝によってかたちづくられている。本州の山地、それも主として箱根山系に自生し、とくに谷あいの湿潤な斜面に生えている。木材は建築材として珍重される。日本人は観賞植物としても好んで庭で栽培し、高さ3~6フィートの手低木状に仕立てる...後略」アスナロの名称の由来はヒノキに似ていることから「明日(はヒノキに)なろ(う)」の意と言われる、ヒノキになりたくても決してなれない哀れな木として扱われていますが、古来より愛されてきた樹木であることが覚書からも読み取れます。

植物画:アスナロ 京都大学電子図書館
参考資料:シーボルト 日本植物誌 大場秀章監修・解説
wikipedia~アスナロ

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