日本植物誌～ツガ
2015.07.17
カテゴリ：Flora japonica
日本植物誌～ツガ
ツガ（栂、学名：Tsuga sieboldii）は、マツ科ツガ属に分類される常緑性の針葉樹です。福島県以西の本州、四国、九州に自生し、しばしば山地の尾根筋に生育します。高木で高さ30m、胸高直径1mに達することもあり、樹皮は灰色がかった赤茶色で亀甲状にはがれます。シーボルトは覚書でツガが「陸奥と出羽の山間地域に生えている。2変種が知られており、そのひとつはとても短い葉でそれと見分けがつく。ヒメツガという命名はここからきている」とあります。ツガは福島県以西に産するので産地情報は正しくありませんがヒメツガとされる変種に関しては標本もなく、その正体は不明なままです。
植物画：ツガ 京都大学電子図書館
参考資料：シーボルト 日本植物誌 大場秀章監修・解説
wikipedia～ツガ
